パートナーの座談会
パートナーには、いわゆる「ママさん社員」が数多く在籍しています。今回は、育休後に復職し、子育てしながら働いている、年代の異なる3名にエンジニアとしてどのように子育てと仕事の両立を図ってきたのか、ざっくばらんに語り合ってもらいました。
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「子育てと仕事の両立」ママとして働く3人の座談会
司会
- それぞれ、どんな経緯でエンジニアを選ばれて、どういうお仕事をされてるんですか?
MY
- 大学卒業後の初職は接客業でしたね。転職してインフラエンジニアとして半年間勤務しましたが、結婚・出産を機に退職したんです。子供が保育園に入る時に転職活動して、パートナーに入社しました。現在のプロジェクトでは、主にWebサイトの修正・改善を担当しています。
転職活動中はITスクールでHTMLやCSS、Rubyなどを学んでいました。今の仕事でも、その知識が役に立っています。
MM
- 高校卒業後印刷関係の会社を経て、ITエンジニアに転身しました。汎用系エンジニアだったんですがキャリアアップを考え、パートナーに転職。パートナー入社後に結婚し、子育てと仕事の両立を意識するようになりました。
実は今、M.Y.さんと同じ職場で仕事をしています。私は主にデータ分析を担当しています。
YM
- 大学では環境情報科学を学び、卒業後すぐにパートナーに就職しました。現在は、金融関係のプロジェクトにて、勘定系のパッケージ再構築の仕事をしています。
司会
- パートナーに入社したのは、どのような理由からですか?
MY
- 転職活動では何社か面接を受けました。パートナーはWeb面接でしたが、その際、先輩社員が同席してくれました。話を聞いていく中で、働いていくイメージが明確に浮かび、「ここなら子育てしながらでもできる!」と確信しました。
正直、自分の経歴にはあまり自信がありませんでした。でも、Webエンジニアとして働きたいという気持ちが強く、だからこそ面接での先輩社員から聞いた話は、非常に心強く感じました。
MM
- 私も、面接で聞いた話が決め手になりましたね。
前職の時、現場で一緒に働いていた人がパートナーの方でした。私はキャリアを考え、汎用系からオープン系にスキルチェンジしたいと思っていました。その話を彼女にしたら、「それなら、パートナーの営業担当者に会ってみれば」と言われました。実際に面接で案件の内容を聞いていく中で、「ここならスキルチェンジできる」と思い、転職を決意しました。
YM
- 私の場合、大学を卒業した頃はまさに就職氷河期。就職が難しい中で、成長著しいIT業界が非常に魅力的に映りました。その中でもパートナーは女性の採用に積極的、かつ活躍している女性も多かったので迷うことなくパートナーを選択しました。
MY
- パートナーは、とにかく営業担当の方からこまめに連絡があります。採用面接の際も自分の希望をしっかりと聞いてもらえ、とても嬉しかった。この印象は、今でも変わりませんね。
MM
- そうなんですよね。営業担当の方がとても話しやすく、相談もしやすかった。いまでも、どのスキルを今後やっていった方がいいのか悩んだ時とか、躊躇なく相談しています。営業担当の方も元々がエンジニアなので、同じ目線で考えられるのが大きいですね。
司会
- パートナーのどんなことが皆さんの働き方に役立っていますか?
YM
- パートナーでは、子供を持つ働く女性の「選択肢」が広いように思います。「どうしても定時に帰らなくてはいけない」「この時間までには家に居ないといけない」といった際にも、できるだけ自宅に近い配属先を探してくれるなど、きめ細かく対応してもらっています。
MM
- 配属先を考慮してくれるのは、ありがたいですよね。
私は2度出産・復職を経験していますが、どちらも知っている人がいる配属先を用意してくれました。「ママさん社員」としては、安心して仕事に就くことができますよ。
私たち一人ひとりが置かれた状況をしっかりとヒアリングして、それに合う仕事を探してくれます。営業だけどお客様のいいなりになるわけではなくて、しっかりと筋を通しながらも私たちのことも考えてくれる。こうした営業担当の方がいると、とても安心できます。まさに「安心営業」ですね(笑)。
MY
- 私は最初の現場でうまく行かず落ち込んでいた時期がありました。そうした中で営業の方との面談の際、「仕事と家庭・子育ての両立」「ワークライフバランス」を希望したところ、その観点を第一に考え配属先を探してみると言ってくれました。本当に、その一言で「救われた感じ」がしました。同時に、「私も頑張らなくては」と思いました。
まず自分の「基礎」を固め、「育児」もできるようになること。焦らず地に足を付けてやっていこうと。そういう「心構え」ができたので、前向きな気持ちが保てました。
MM
- 私の時代、まだ「ワークライフバランス」という言葉はなかったですね(笑)。残業するのも当たり前の雰囲気で、女性がスキルを身に付けるのも難しかったです。
しかし、今の働く環境は、確実に良くなっていますよね。昔と比べると、子育てしながらできる仕事でも、スキル的に「次につながる仕事」がとても多くなっています。また、受け入れる配属先にも、働く女性を応援する風土が醸成されてきたと感じます。
YM
- 私が入社した頃も、上の立場の人たちは男性ばかりでしたが、今は配属先のリーダーが子育て中の女性であるなど、上の立場に立つ女性が増えています。また、共働きの若い夫婦も増えました。結婚して子育てしている女性が働きやすい世の中になってきたと感じますね。
MY
- コロナ禍で夫がテレワークとなった際、子供の出迎えに行ってくれました。テレワークが浸透した結果、お互いの状況に応じて、臨機応変に子育てや家事に対応できるのは、理想形と言えるのではないでしょうか。
MM
- うちでも、保育園や病院の送迎を夫にやってもらうケースが少なくありません。この10年余りで、仕事と家庭そして会社の三者が、お互いにWin-Winになれるスタイルが進んできたように思いますね。
司会
- ママさん社員から見て、子育てと仕事の両立のために会社ができることって何ですか?
MY
- 情報の公開です。例えば、育児休業制度についてなど、仕事と子育ての両立に関する情報をもっと積極的に広報するとか。
社内の女性社員同士が話し合いをする機会もあればいいですね。現在はリモート勤務で配属先から離れている人が多いため、社内の人と気軽に話のできるチャットツールがあると助かります。そうすれば、気軽に情報発信や相談ができ、いろいろな気づきやヒントがもらえます。
MM
- チャットツール、同感です!
同じ会社でも現場が違うと、横のコミュニケーションがなかなか取れないので。
何より「新しいことをしたい」、「こういうことをしてほしい」等いろいろな意見が言える仕組みができれば助かります。社内の風通しが良くなれば気持ちがワクワクし、仕事に対するモチベーションも上がるのではないでしょうか。
チャットで「育休の申請をしたことがある人はいますか?」と言える方が話しやすいし、「私、したことがあります。その場合、誰に申請するといいですよ」など、参考となる意見も出てきます。気軽にチャットできるツールほしいですね。
YM
- そうですよね、社内の横のつながりが持てる仕組みはいいですね。現場が違うと、なかなか接点がありません。M.M.さんとも現場が一緒になったから交流が持てましたし。特に今の若い人は、チャット文化に慣れていますからね。
司会
- 最後に、子育てしながらエンジニアとして働きたい方にメッセージをお願いします。
MY
- パートナーは、自分の希望を相談しやすい環境があり、そうしたことを考慮した上で万全なサポートをしてもらえます。その結果、成長する実感が持てます。私の場合、その点がパートナーで働く際の最大のポイント。キャリアの浅い「ママさん社員」でも、長く働いていけると感じてもらえるのではないでしょうか。
MM
- 「ママさん社員」と言っても、人それぞれ立場や環境抱える問題が違います。パートナーは、そうしたことを全て踏まえて、相談に乗ってくれます。その意味で、間違いなく安心して働ける職場だと思います。
YM
- 「選択肢」がとても広い会社です。他社と比べ、働く場所や仕事の内容に関しても、幅広いのが特徴と言えます。つまり、その時の自分に合った働き方が可能となります。これは仕事と子育の両立が欠かせない「ママさん社員」にとって、とても重要なポイントだと思います。
司会
- なるほど。そうしたパートナーのサポート体制が、皆さんの仕事と子育ての両立の大きな味方ということですね。本日は、どうもありがとうございました。